2011/01/18

日本経団連は17日、2011年春季労使交渉の経営側

の指針となる「経営労働政策委員会報告」を発表した。

(日経新聞より)


今回の春季労使交渉は、米倉弘昌日本経団連会長

と古賀伸明連合会長によるトップ会談で、19日に

本格スタートする。

年齢や資格に応じ毎年自動的に賃金を増やす定昇

について、報告書は企業業績の回復傾向を踏まえ、

「維持を巡る賃金交渉を行う企業が大半を占めると

見込まれる。」と指摘。

昨年は業績が厳しいとの判断から「凍結・延期もあり

うる」との認識を示したが、今年は交渉姿勢を和らげた。

ただ地方の中堅・中小企業については「雇用を最優先

した交渉を継続せざるを得ず、ベースアップはもとより、

手当の増額などの賃金改善を行う企業は少ない」

と依然厳しい見方を継続した。

背景にあるのが業績回復はまだ途上にあるという

経営側の判断。上場企業の今年度上期は好業績

だったが、11年3月期通期の経常利益予想は

金融危機前の08年3月期の7割にとどまる。

経団連で労働政策を担当する大橋洋治副会長は

17日の記者会見で、企業業績について、「リーマン・

ショック以前の水準に戻ったわけではない」と指摘。

「円高・デフレの継続など先行き不透明感も強く、

慎重な対応が必要」とくぎを刺した。

さらに「定昇制度を決めた時とは収益見込みも

競争力も違う」と述べ、制度そのものの見直しが

必要との見方も示した。

手当や一時金を含めた給与総額1%上げという

連合の要求には、「国内事業立地を維持するには

賃上げよりも雇用」と反対姿勢を打ち出した。

連合が求める非正規労働者の待遇改善を巡っては、

「正規社員になりたい人に機会を設けることは必要」

としつつも「非正規労働者だけの議論は現実的では

ない」と退けた。

報告書では、今後の春季労使交渉のあり方にも言及

した。「賃金中心の交渉から、労働者全体の問題に

ついて幅広く話し合う場に変わっている」(大橋副会長)

実態を踏まえ、呼び名を

注目してます「春の労使パートナーシップ対話」

とするよう提案した。

賃金改善と定期昇給について

賃金改善は能力などに応じて決めた賃金表を書き換え、

月給を底上げすること。

賃金を一律に上げる「ベースアップ(ベア)」も賃金改善の

一種だが、最近は一律のベアではなく、特定職種などに

重点を置く例が多い。

賃金改善には財源が必要で(たとえば国の社会保障でも

財源が必要ですよね。原資を消費税にするのか現状の

社会保険料(半分を国が負担)にするのか意見が分かれ

てますがね)定昇は賃金表の通りに基本給が上がる仕組み

で、企業の賃金支払総額は変わらない。厚生労働省は、

賃金改善と定昇の合計額を「賃上げ額」と定義。

連合がいう給与総額は「賃上げ額」のほか、

一時金や各種手当を含む。

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