おはようございます。
今日は、今年の新入社員についてのお話です。
公益財団法人日本生産性本部の「職業のあり方研究会」が毎年決定している新入社員の
タイプ名について、平成22年度の新入社員のタイプは、「ETC型」だと発表。
効率化を重視する一方で、人とのコミュニケーションが苦手な面があることから、
高速道路を利用する際に料金所で停止することなく通過できるシステムの「ETC」に
なぞらえたことが由来だそうです。
う〜ん。経営者の皆さまも経営幹部の皆さまも直属の上司の皆さまも
年も大きく違う部下とのコミュニケーションに悩まれるってことはよく聞きます。
ジェネレーションギャップって確かに存在することだとは思われます。
ただし、早急に打ち解けてどうこうという話ではありませんが、
部下とのコミュニケーションって云う前に、まずは彼らを心から認めてあげること。
ここが第一歩になるのではないかと私は考えます。
新入社員にとって経験豊富な先輩方とのコミュニケーションは、仕事の上では非常に大切なことです。
ボタンの掛け間違いで、会社内がややもすると複雑な人間関係の場になってしまっては、
元も子もありません。
わたしも新入社員の時って先輩方にはいろいろ教わりましたが、その時代時代によって
人の受け取り方、受け止め方って違いますよね。
「ETC型」?の新入社員の方もいれば、いやいや!うちはかなり打ち解けているぞ。って
ところもあると思います。
わたしもたくさんの失敗をしてまいりましたが、人とのコミュニケーションで大切なことは、
その「受け止め方」にかかってくるのではないでしょうか。
自分の心のあり様によってその「受け止め方」ひとつでプラス、マイナス大きく作用している
ってことが多々あります。
まだまだ新入社員の方にとっては、右も左も分からないことが多いことでしょう。
「人は自分の心の鏡」だというたとえもあります。
新入社員たちの「心のバー」を早急にあける前に、上司や先輩は、「スピードの出し過ぎ」
に気をつけて、「安心な速度で心を開く」ことを心掛けて、ゆとりを持って接していただき、
会社にとっての人財となる「ヒト」を長く活躍できるように「導いていく」ことが求められています。